治療費用
期間、回数、利点、欠点、リスクについて
むし歯治療・審美修復治療
ダイレクトボンディング
小さなむし歯のうち、直接詰められるものが治療対象になります。研究データに基づく最良と考えられる接着剤や保険適用外のコンポジットレジンなどを用い、材料の性能を発揮できる環境をつくり、長持ちするむし歯治療を目指します。歯の色に近い材料を数種類使うことで、詰めた部位がわからない結果を目指します。
治療期間・回数:小さなむし歯を1回のアポイントで詰めます。
治療費用:1本6~8万円(税別)(自由診療)
利点:見た目がきれい。セラミック修復治療に比較し歯を削る量が少ない。色が合いやすい。10年間の品質保証。コスト対効果(歯の長持ち)に優れる。
欠点:セラミック修復治療に比較し着色しやすく光沢が減少しやすい。
セラミックインレー
小さなむし歯のうち、型どりが必要なものが治療対象になります。セラミックを使った詰め物が入ります。
治療期間・回数:約3回のアポイントで治療を行います(1回目:歯の形を整える、2回目:型取り、3回目:装着)。
治療費用:1本約10~15万円(税別)(自由診療)
利点:見た目がきれい。汚れがつきにくい。アレルギーのリスクが少ない(ゼロではありません)。10年間の品質保証。コスト対効果(歯の長持ち)に優れる。
欠点:ダイレクトボンディングに比較し歯を削る量が多い。色が合いにくい。金属に比べ割れることがある。
ゴールドインレー
小さなむし歯のうち、型どりが必要なものが治療対象になります。ゴールドを使って詰め物が入ります。
治療期間・回数:約3回のアポイントで治療を行います(1回目:歯の形を整える、2回目:型取り、3回目:装着)。
治療費用:1本約10万円(税別)(自由診療)
利点:強度がある。10年間の品質保証。コスト対効果(歯の長持ち)に優れる。
欠点:金属色のため見た目が悪い。
セラミッククラウン
大きなむし歯で、被せる必要があるものが治療対象になります。セラミックを使った被せものが入ります。
治療期間・回数:約3回のアポイントで治療を行います(1回目:歯の形を整える、2回目:型取り、3回目:装着)。
治療費用:1本約16~25万円(税別)(自由診療)
利点:見た目がきれい。汚れがつきにくい。アレルギーのリスクが少ない(ゼロではありません)。10年間の品質保証。コスト対効果(歯の長持ち)に優れる。
欠点:ゴールドクラウンに比較し歯を削る量が多い。金属に比べ割れることがある。
ゴールドクラウン
大きなむし歯で、被せる必要があるものが治療対象になります。ゴールドを使った被せものが入ります。
治療期間・回数:約3回のアポイントで治療を行います(1回目:歯の形を整える、2回目:型取り、3回目:装着)。
治療費用:1本約16万円(税別)(自由診療)
利点:強度がある。10年間の品質保証。コスト対効果(歯の長持ち)に優れる。
欠点:金属色のため見た目が悪い。
ファイバーポスト
研究データに基づく最良と考えられる接着剤や保険適用外のファイバーポスト、コンポジットレジン等を用い、根の補強を行います。
治療期間・回数:1回
治療費用:1本6~9万円(税別)(自由診療)
利点:金属ポストに比較し、セラミック修復治療をする際に金属色が透けないためきれいに治療できる。コスト対効果(歯の長持ち)に優れる。
欠点:特にないが、ファイバーポストを使ったから根が割れないというわけではない。
ホワイトニング
ホームホワイトニング
治療期間・回数:毎日使用し、約2週間で効果が出てきます。2か月程度使用するとより白くなります。
治療費用:3万円(税別)(自由診療)
利点:オフィスホワイトニングに比較し、知覚過敏が出にくい。
欠点:知覚過敏が出ることがあります。差し歯や詰め物は白くできません。神経を抜いた歯、テトラサイクリンによる変色歯は白くなりにくい。知覚過敏が出ることがあります。妊娠中の方や15歳未満の方はホワイトニングができません。奥歯は白くできません。色の後戻りがあります。
オフィスホワイトニング
治療期間・回数:1回
治療費用:5万円(税別)(自由診療)
利点:ホームホワイトニングと異なり、一回のホワイトニングでおおよそ5段階白くなります。
欠点:差し歯や詰め物は白くできません。神経を抜いた歯、テトラサイクリンによる変色歯は白くなりにくい。知覚過敏が出ることがあります。妊娠中の方や15歳未満の方はホワイトニングができません。奥歯は白くできません。色の後戻りがあります。
ウォーキングブリーチ
治療期間・回数:2~3回
治療費用:5万円(税別)(自由診療)
利点:神経の無い歯を削って被せることなく、白くできます。
欠点:痛みが出る場合があります。変色の原因によっては白くならない場合があります。神経のある歯にはできません。
インプラント
インプラント
歯を失った部位にチタン製の人工歯根を骨の中に埋め込み、その上に人工の歯を作ります。
理想的な位置にインプラントが入るよう、歯科用CTでシミュレーションします。
骨が無い場合は人工の骨などを用い、インプラント治療が可能な骨を作ります。インプラント治療が不可能と診断された方でも一度ご相談ください。
治療期間・回数:
①すぐにインプラント治療を行える場合:インプラント手術を行い、約3か月後に型取りし最終的な歯が入ります(治療期間:約4か月、回数:約5回)。
②抜歯が必要な場合:上記①に加え歯を抜く治療を行い、治るのに約3か月待ちます(治療期間:約6か月、回数:約7回)。
③骨をつくる必要がある場合:上記①に加え、約6か月かかります(治療期間約9か月、回数約7回)。
料金:1本50~60万円(税別)(診査診断、インプラント手術、上部構造等、すべての治療費を含む。メインテナンスの費用も含む。)(自由診療)
利点:ブリッジに比較し、隣の歯を削らずに治療が可能です。入れ歯に比較しよく噛めます。コスト対効果(歯の長持ち)に優れる。
欠点:手術に伴う偶発症のリスクがある(下顎の神経に触れた場合は麻痺が起きるリスクがあります。上顎洞に穴が開いた場合は感染のリスクがあります)。喫煙されている方、メインテナンスを受けられない方はインプラントの歯周病が起きるリスクがあるため、当院では治療を行っていません。
根の治療
根管治療
保険適用外の材料を用い、根の治療を行います。
治療回数・期間:診査・診断1回、治療2~3回(治療期間:2~3週間)+経過観察2~3回(約3~6か月)
治療費用:6~9万円(税別)(自由診療)
利点:根の膿が治らないため抜歯と診断されたとしても、治療可能な場合があります。コスト対効果(歯の長持ち)に優れる。
欠点:治療後に一時的な不快症状や痛みなどが生じる可能性があります。成功率は100%ではありません。治らなかった場合、外科的歯内療法や抜歯が必要になる可能性があります。
外科的歯内療法
保険適用外の材料を用い、根の外科的治療を行います。
治療回数・期間:診査・診断1回、外科的歯内療法1回、消毒・抜糸、(治療期間:約3週間)+経過観察2~3回、(約3~6か月)
治療費用:10~15万円(税別)(自由診療)
利点:根の膿が治らないため抜歯と診断されたとしても、治療可能な場合があります。根管治療で治らない場合も外科的歯内療法で治療可能な場合があります。コスト対効果(歯の長持ち)に優れる。
欠点:一時的な腫れ、痛みが生じる場合があります。根が割れている場合は抜歯が必要になる可能性があります。